間に合わせの止まり木

この憂いを貴方の慰みに

2020-01-01から1年間の記事一覧

劣等感となりたいもの

あなたが後追いを辞めたのはいつだろうか。 私はいつも誰かの背を追って生きている。 だからふとした時に自分の上位互換が思い浮かぶ。彼ならどうするだろうか、彼女なら、私は。私は、私は……。 何者かになりたいと思っていた。多分それは今もそう思っていて…

父親の字を初めて見た話

先日、単身赴任の父から手紙が届いた。内容は内定祝いと簡素なものであった。が、手紙は電子メッセージとは異なる形を持つ。直筆であり、したためることその背景をありありと想像することができる。自分の字への誇りが脆弱な私は他人の文字を見ることが好き…

いつか報われるために

後輩の女の子と話の流れで診断テストをする。「約束の時間よりも先に着く?」「大変なときに新しい仕事が舞い込んできたらどうする?」「休日は一人で気ままに過ごしたい?」はい、引き受ける、いいえ。淡々と答える。なんかこんなのやった気がするな、そん…

書くことについて思うこと

文章が好きだ。特に句読点の打ち方に拘りがある気がする。少し前まで小説家になりたかった。世界を想像して文字にするというのは楽しかったし読んでくれた誰かが感想をくれるのが嬉しかった。急成長するブルーベリー、追っ手から逃げる金髪の少女、色彩豊か…

夏と青春について:雑記

セミと鈴虫がどちらも鳴いているような夏の終わり。留まるところを知らない陽の光にジワリと滲む汗が不快感を煽る。今日、母がよく分からない理由で仕事を辞めた。社会を知らない学生である私には、その理由が子供の我儘のようにしか聞こえなかったが、更に…

……and lazy.

何か始めたいな。そう思ってブログを開設してみた。そして、怠くなった。